正解がないから、原点に戻る

Issue.042

正解がないから、原点に戻る

皆さま、こんにちは。

100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」の代表カン・ハンナです。

いつの間にか、すっかり秋の季節になりましたね。この1週間も、お元気にお過ごしでしたでしょうか。

10月に入り、2026年もあと3ヶ月を残すばかりとなりました。そう思うと、今年という一年をもっと良いものにするために、残された時間をどのように過ごしていこうか。そんなことを、最近よく考えています。

今日のミラリレターでは、私自身がブランドを続けていくうえで大切にしている「志」について、少しお話しさせてください。

2020年11月11日に「mirari」というブランドを立ち上げ、この11月で、いよいよ6周年を迎えます。

ブランドをやっていると、実は毎日のように「決める」ということを求められます。

商品を作るか、作らないか。
商品を残すか、残さないか。
何を伝えて、何を伝えないか。
目の前にある機会をつかむのか、あえて見送るのか。

小さなことから大きなことまで、本当にたくさんの選択があります。

けれど、正解がわかってから決められることは、ほとんどありません。むしろ、正解がわからないまま決めなければならないことのほうが、ずっと多いように思います。

だからこそ、ブランドを続けていくうえで大切なのは、いつも「正しい判断」をすることではなく、「自分たちは何を大切にするのか」という、自分たちなりの基準を持つことなのかもしれません。

迷ったときは、「mirari」を作ったときの原点へ戻る。

なぜ、このブランドを作ったのか。
誰に、何を届けたかったのか。
どんなブランドであり続けたいのか。

そこへ何度でも戻りながら、考え、選び、そして自分が決めた選択に全て責任を持つ。6年間ブランドを続けながら、少しずつですが、そんなことを学んできたように思います。

10月の「mirari」は、新しい商品の発売を迎えます。そして10月15日の「ミラリマンスリーデー」では、皆さまに一つ、大きな決断についてもお伝えしなければなりません。

そのことを考えると、今は少し緊張する毎日を過ごしています。

それでも、「mirari」というブランドが生まれていなかったら、そして、これほど多くの皆さまに愛していただけていなかったら、きっと経験することのなかった喜びも、迷いも、悔しさも、出会いも、この6年間にはたくさんありました。

そう考えると、迷うことができることさえも、実はとてもありがたいことなのかもしれません。

ブランドを続けていくということは、何か一つの正解にたどり着くことではなく、その時々で大切なものを見失わないように、選び続けていくこと。

これから先、「mirari」にもきっと、たくさんの変化があると思います。それでも、変わるものと、変えてはいけないものをきちんと見つめながら、一つひとつの選択をしていきたいと思っています。そしてその先に、皆さまの日常に長く寄り添える「mirari」があり続けられたら、これ以上うれしいことはありません。

今週も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

季節の変わり目ですので、どうかご自身の肌にも、心にも、いつもより少しだけやさしい時間をつくってあげてくださいね。また次回のミラリレターでお会いしましょう。

カン・ハンナより

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お手紙の送り手

カン・ハンナ

株式会社Beauty Thinker代表取締役 / 「mirari」創設者

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韓国でニュースキャスター、経済専門チャンネルMC、コラムニストなどを務めた後、2011年に来日。タレントとして、NHK Eテレ「NHK短歌」へのレギュラー出演をはじめ、NHK「趣味どきっ!」、テレビ東京「未来世紀ジパング」など多方面で活動。 タレントとして活動する中で短歌と出会い、2016年から3年連続で「角川短歌賞」に入選。2019年12月には第一歌集『まだまだです』(角川)を出版した。母国語ではない日本語で歌集を刊行した初の外国人歌人として注目を集め、「Newsweek」「読売新聞」「日本経済新聞」など多くのメディアで取り上げられた。2021年3月には、歌壇に新風をもたらす歌人を表彰する「第21回現代短歌新人賞」を受賞。その後も『短歌』(角川)やNHK「短歌テキスト」で連載を持つなど、歌人としての活動の幅を広げ、2026年3月25日には二冊目となる短歌エッセイ集『カジョクのうた』(角川)を出版している。

2023年3月には、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府にて博士号(社会学)を取得。主な研究分野は国際社会文化研究で、韓国、日本、中国など東アジアを中心に、メディア社会学および文化比較研究を行っている。2022年7月には初のビジネス書『コンテンツ・ボーダーレス』(クロスメディア・パブリッシング)を出版。経済メディア「NewsPicks」プロピッカーとしても活動し、TOKYO MX「モーニングFLAG」ではコメンテーターを務めた。

また、2025年度よりiU 情報経営イノベーション専門職大学の正教授に就任し、Global Contents Labの運営にも携わりながら、現在も教壇に立っている。

2019年には株式会社Beauty Thinkerを設立し、2020年11月に100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」をローンチ。韓国と日本の植物や花の原料にこだわり、カン・ハンナ氏自らすべての商品開発およびブランドのクリエイティブディレクションを手がけている。

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