15年前の覚悟を思い出す

Issue.026

15年前の覚悟を思い出す

皆さま、こんにちは。

100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」の代表カン・ハンナです。

この一週間も良き日々をお過ごしでしたでしょうか。今日は、私が自分の人生で最も大事にしてきたことについて、少しお話ししたいと思います。

日本に来たばかりの時でしょうか。今から15年前になりますが、当時の私は日本語もまだそれほど上手ではなく、日本で頑張っている自分のことなんて誰も興味がないんだろうなと思った時がありました。それもそのはずで、そもそも私という人間を知っている人は、日本には片手で数えられるほどしかいませんでしたし、まだ何かが実を結んでいない時というのは、その人の努力や頑張りは、周りからはなかなか明確には見えないものだと思います。しかし、その時に出会ったある方からこんな言葉をいただきました。「純粋に頑張る人は必ず誰かが見ているはず。そしてそれを見ていた一人が周りの人々にあなたの頑張りを伝えてくれるはず。だから不安に思わず、頑張り続けなさい」と。

今思えば、世の中でもよく言われる言葉かもしれないのですが、その時の私にはとても必要な言葉でした。その後、私は大きく自分を変えました。「今の自分の頑張りは、今評価されなかったとしても必ず評価される日が来る。今すぐは目に見えないかもしれないけれど、きっと純粋に頑張れば、私に応援団がつく」と信じながら、ひたすら前を見て頑張り続ける人生にしたのです。

なぜハンナさんは突然こんな話をするのだろうかと思うかもしれませんが、つい最近、その頃の自分を思い出す出来事がありました。

実は4月に行われました「mirari monthly day」の「hearing day ~only for you~」にて愛してやまない一人ひとりのお客様より貴重なお声をたくさんいただきました。それを一つのブックにまとめて毎日のように読み返しています。

そして皆さまからのお声のなかには「毎週のミラリレターを楽しみに待っています」「ミラリレターのハンナさんのお言葉に何度も救われました」「想いを伝えてくれる素敵なブランドだなと改めて思います」というメッセージがたくさん寄せられて、嬉しい気持ちとともに申し訳ない気持ちが入り混ざって、思わず泣きそうになりました。

実は自分自身の強い想いがあり、毎週のように一人ひとりの皆さまへ愛を届けたいという目的を持って始めたミラリレターなのですが、最近になって「ちゃんと届いているのかな」「私の想いがしつこく感じるのではないだろうか」など時々不安が出てしまい、続けるべきかを悩んだ日も正直にありました。

お客様のメッセージを一つ一つ読み返しながら昔の自分の覚悟を思い出しました。忘れたわけではないのですが、ここ最近、スピードを重視する今の時代の中で少し焦ってしまう自分がいたのかもしれません。ミラリのおかげで、そして一人ひとりの皆さまのおかげで、私はまた人生を学ばせていただきました。

目には見えない時もあるかもしれないのですが、ミラリを通してお互いを本気で応援し合う素敵なご縁が必ずあることを信じて、この先も私は精進してゆくしかないと思っています。

カン・ハンナより

一人ひとりのお客様に向けてメルマガでお届けしております「mirari letter」ですが、お送りした日から一週間後にはこちらのアーカイブでもお読みいただけます。今回のお手紙は、2026年5月18日(月)に投函されたお手紙です。今後投函される「mirari letter」をオンタイムで読みたい方は、ぜひメルマガにご登録くださいませ。

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お手紙の送り手

カン・ハンナ

株式会社Beauty Thinker代表取締役 / 「mirari」創設者

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韓国でニュースキャスター、経済専門チャンネルMC、コラムニストなどを務めた後、2011年に来日。タレントとして、NHK Eテレ「NHK短歌」へのレギュラー出演をはじめ、NHK「趣味どきっ!」、テレビ東京「未来世紀ジパング」など多方面で活動。 タレントとして活動する中で短歌と出会い、2016年から3年連続で「角川短歌賞」に入選。2019年12月には第一歌集『まだまだです』(角川)を出版した。母国語ではない日本語で歌集を刊行した初の外国人歌人として注目を集め、「Newsweek」「読売新聞」「日本経済新聞」など多くのメディアで取り上げられた。2021年3月には、歌壇に新風をもたらす歌人を表彰する「第21回現代短歌新人賞」を受賞。その後も『短歌』(角川)やNHK「短歌テキスト」で連載を持つなど、歌人としての活動の幅を広げ、2026年3月25日には二冊目となる短歌エッセイ集『カジョクのうた』(角川)を出版している。

2023年3月には、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府にて博士号(社会学)を取得。主な研究分野は国際社会文化研究で、韓国、日本、中国など東アジアを中心に、メディア社会学および文化比較研究を行っている。2022年7月には初のビジネス書『コンテンツ・ボーダーレス』(クロスメディア・パブリッシング)を出版。経済メディア「NewsPicks」プロピッカーとしても活動し、TOKYO MX「モーニングFLAG」ではコメンテーターを務めた。

また、2025年度よりiU 情報経営イノベーション専門職大学の正教授に就任し、Global Contents Labの運営にも携わりながら、現在も教壇に立っている。

2019年には株式会社Beauty Thinkerを設立し、2020年11月に100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」をローンチ。韓国と日本の植物や花の原料にこだわり、カン・ハンナ氏自らすべての商品開発およびブランドのクリエイティブディレクションを手がけている。

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