深い夏緑のなかで

Issue.033

深い夏緑のなかで

皆さま、こんにちは。

100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」の代表カン・ハンナです。

7月も半ばに入り、いよいよ夏らしい日差しと空気を感じるようになりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

この週末、私は夏の温泉地へ行ってまいりまして、そこで、夏の緑をたっぷりと感じる時間を過ごすことができました。そして、歳を重ねると好みも少しずつ変わっていくのでしょうか。これまでは、5月頃のみずみずしい若葉が輝く新緑の季節が一番好きだったのですが、今回の旅を通して、少し大人の表情を帯びたように見える、7月の深い緑色もいいなと思うようになりました。深い緑色の森を眺める時間は、まるでメディテーションのようなひとときでした。

実は先日、ある美容ライターさんとこのような会話をしました。「ハンナさん、よく見ると、ミラリの多くの商品にはさりげなく光るものが入っていますよね。あゝ、これもミラリらしいなと思ったんです。」そうお話ししてくださったのです。私はその言葉を聞いて、「よく気づいてくださいましたね。実は、私の想いがそこにもあるのです。」とお返事しました。そして今回の温泉旅では、そのことについてずっと考える時間を過ごしていました。

世の中には、強い光を必要とする人もいるかもしれません。けれど、私自身の人生を振り返ってみると、大変なことがあった時、色々な悩みが深まった時、あるいは普通に生きているはずなのに、なぜか幸せをそれほど感じられない時に、私を支えてくれたのは、いつも「さりげなく光っているもの」だった気がします。だからこそ、ミラリは、あえて強い光を目指さないと決めたのです。日常の中で、ふとした瞬間に自分で見つけることのできる、ちょっとした輝きこそ、本当の意味で自分のものになるのではないかと思うのです。

そして同時に、自分が発した言葉には、必ず責任が伴うとも感じています。想いを言葉にした瞬間から、その想いをもっと形にしていかなければならない責任が生まれると思うのです。今までもそうでしたが、これからもミラリというブランドが、一人ひとりの皆さまにとって「さりげなく光るもの」となり、自信や幸福感をそっと届けるような存在であるために、何をすべきかをもっと深く考えていきたいと思います。

カン・ハンナより

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お手紙の送り手

カン・ハンナ

株式会社Beauty Thinker代表取締役 / 「mirari」創設者

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韓国でニュースキャスター、経済専門チャンネルMC、コラムニストなどを務めた後、2011年に来日。タレントとして、NHK Eテレ「NHK短歌」へのレギュラー出演をはじめ、NHK「趣味どきっ!」、テレビ東京「未来世紀ジパング」など多方面で活動。 タレントとして活動する中で短歌と出会い、2016年から3年連続で「角川短歌賞」に入選。2019年12月には第一歌集『まだまだです』(角川)を出版した。母国語ではない日本語で歌集を刊行した初の外国人歌人として注目を集め、「Newsweek」「読売新聞」「日本経済新聞」など多くのメディアで取り上げられた。2021年3月には、歌壇に新風をもたらす歌人を表彰する「第21回現代短歌新人賞」を受賞。その後も『短歌』(角川)やNHK「短歌テキスト」で連載を持つなど、歌人としての活動の幅を広げ、2026年3月25日には二冊目となる短歌エッセイ集『カジョクのうた』(角川)を出版している。

2023年3月には、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府にて博士号(社会学)を取得。主な研究分野は国際社会文化研究で、韓国、日本、中国など東アジアを中心に、メディア社会学および文化比較研究を行っている。2022年7月には初のビジネス書『コンテンツ・ボーダーレス』(クロスメディア・パブリッシング)を出版。経済メディア「NewsPicks」プロピッカーとしても活動し、TOKYO MX「モーニングFLAG」ではコメンテーターを務めた。

また、2025年度よりiU 情報経営イノベーション専門職大学の正教授に就任し、Global Contents Labの運営にも携わりながら、現在も教壇に立っている。

2019年には株式会社Beauty Thinkerを設立し、2020年11月に100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」をローンチ。韓国と日本の植物や花の原料にこだわり、カン・ハンナ氏自らすべての商品開発およびブランドのクリエイティブディレクションを手がけている。

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