作り⼿が直接伝えるべき話がある

Issue.014

作り⼿が直接伝えるべき話がある

皆さま、こんにちは。

100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」の代表カン・ハンナです。

今回のミラリレターでは、「作り手が直接伝えるべき話がある」というのをテーマに少しお話できればと思います。

「mirari」を世に出した5年ほど前のことになりますが、その時には正直なところ、ミラリのなかで私という存在をできるだけ見せないようにしたいと思っていました。なぜなら、どんなに良い人でもその人への評判は主観的なものであるため、100人のなか100人誰もが素晴らしい、好きと思われる人は世の中に存在しないと思っていたからです。考えすぎかもしれませんが、ブランドを立ち上げた当初は、私という人への評価が良くも悪くも直接ミラリに影響するのが望ましくないと思い、私よりもミラリというブランドにすべての焦点を当てたかったのです。

しかし、ブランドを世に出した後、イベントや入店をする際にお会いしたお客様から、お取り扱い店舗のスタッフの方々へ研修をした時にも「作り手の想いを知ることができて商品への愛着がより高まりました」「作り手が何にこだわったのか、そしてそのこだわりの理由を知ることができてからはこの商品をもっと大事に使おうと思うようになりました」「作り手の想いにとても共感できてミラリというブランドが好きになりました」「世の中には作り手の顔が思い浮かんでくるブランドは本当に少ないのでとても貴重だと思います。どんな商品も安心して使えます」など、色んなお声をいただきました。このようなお声をいただくことがますます増えてゆくなか、私は立ち止まって深く考えてみました。

もしかしたら私が心配していたことはお客様のためにならないものかもしれない、むしろ作り手である私が限られた場所だけではなく、もっと公式的にお客様に伝えるべきことがあるのではないかと。たとえどんなに良いものであっても、作り手がなぜこのような商品を作ることになったのか、どのような悩みに着目したのか、また商品開発に最もこだわったところは何か、処方のなかで諦められなかったものはあるのかなど、そうした様々な想いを知っていただかない限りはお客様一人ひとりの方にとっての「自分だけの唯一無二のもの」にはならないと思ったのです。それに気付いてから「作り手として直接伝えるべき話がある」時にはインスタライブであろう、入店イベントであろう、時にはトークイベントであろう、私自身が世に出ることを心に決めました。

ところで、多くの方に愛されてきた「ph balance first essence toner」(化粧水)のリニューアル商品の発売を本当に長い時間待っていただき、誠にありがとうございました。いつ出ますか?とお客様から何度もお問い合わせをいただくなかで、開発過程でも生産過程でも何度かトラブルが起きてしまい、完成までより完璧を目指したく、時間がかかってしまいました。しかし、既存の「ph balance first essence toner」に比べ、新しく生まれ変わった「forest light essential multi mist toner」はまた違う魅力が盛りだくさんでございます。気に入っていただけますと幸いです。 そして、なぜ「ph balance first essence toner」をリニューアルすることになったのか、「forest light essential multi mist toner」では何が主に変わったのか、今回の商品に込めた想い、作り手である私のおすすめ使用方法など、今回も私自身が直接お伝えすべきだと思い、発売の前にミラリ公式インスタグラム(@mirari_cosmetics)より「インスタライブ」を行いました。アーカイブを残しておりますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。

一人ひとりのお客様にとって「forest light essential multi mist toner」がまた新たな唯一無二のものになることを祈りながら…♡

カン・ハンナより

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お手紙の送り手

カン・ハンナ

株式会社Beauty Thinker代表取締役 / 「mirari」創設者

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韓国でニュースキャスター、経済専門チャンネルMC、コラムニストなどを務めた後、2011年に来日。タレントとして、NHK Eテレ「NHK短歌」へのレギュラー出演をはじめ、NHK「趣味どきっ!」、テレビ東京「未来世紀ジパング」など多方面で活動。 タレントとして活動する中で短歌と出会い、2016年から3年連続で「角川短歌賞」に入選。2019年12月には第一歌集『まだまだです』(角川)を出版した。母国語ではない日本語で歌集を刊行した初の外国人歌人として注目を集め、「Newsweek」「読売新聞」「日本経済新聞」など多くのメディアで取り上げられた。2021年3月には、歌壇に新風をもたらす歌人を表彰する「第21回現代短歌新人賞」を受賞。その後も『短歌』(角川)やNHK「短歌テキスト」で連載を持つなど、歌人としての活動の幅を広げ、2026年3月25日には二冊目となる短歌エッセイ集『カジョクのうた』(角川)を出版している。

2023年3月には、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府にて博士号(社会学)を取得。主な研究分野は国際社会文化研究で、韓国、日本、中国など東アジアを中心に、メディア社会学および文化比較研究を行っている。2022年7月には初のビジネス書『コンテンツ・ボーダーレス』(クロスメディア・パブリッシング)を出版。経済メディア「NewsPicks」プロピッカーとしても活動し、TOKYO MX「モーニングFLAG」ではコメンテーターを務めた。

また、2025年度よりiU 情報経営イノベーション専門職大学の正教授に就任し、Global Contents Labの運営にも携わりながら、現在も教壇に立っている。

2019年には株式会社Beauty Thinkerを設立し、2020年11月に100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」をローンチ。韓国と日本の植物や花の原料にこだわり、カン・ハンナ氏自らすべての商品開発およびブランドのクリエイティブディレクションを手がけている。

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