私が肌を磨き続ける理由

Issue.012

私が肌を磨き続ける理由

皆さま、こんにちは。
100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」の代表カン・ハンナです。

毎週のミラリレターを読んでくださり、いつもありがとうございます。本日は「肌を磨く」ということについて少しお話できればと思います。

私は10代の頃から「肌は自分の努力だけでも綺麗になれるんだよ。そして自分の努力が実を結ぶ瞬間を味わえば人はどんどん努力するようになる」と母の教育を受けていました。また「肌を綺麗に保つ人は自己管理ができている人のように思われるので、信用されやすい」ということもよく言われました。

10代、20代の頃には母の教えにどんな意味があるのかを深く考えず、肌を磨くことをサボってはいけないという義務感で頑張っていた気がします。例えば、肌に使うものを選ぶ時には必ずその商品について勉強をする、スキンケアをする時にはステップごとに丁寧に塗っていく、それから基本の基本のことですが、化粧台をいつも綺麗に掃除する、開けて半年以上経ったものは整理するなど。そんな日々を20年以上続けたら、私は運命に導かれるように、自分でコスメブランドを立ち上げることになったのです。

ただし、今日私が皆さまに一番お伝えしたいのは、20年以上私自身が「肌を磨き続ける」ことから学んだものです。最初、私は「肌を綺麗にしないとダメ」という義務感で頑張っていたのですが、肌を磨き続けたらもっと大切なことを感じるようになりました。

まず、夜のスキンケアを丁寧に行うと、翌朝の肌が綺麗になって自信が付く1日になるということ、それから肌を磨くために必ず鏡を見るようになると、自分が自分を観察することに慣れてきてもっと自分を知りたくなるということ、また肌を磨けば磨くほど心が安定してくるということ、肌に自分の手をそっと当てると自分の温もりを感じ、時には寂しい気持ちもなくなることなど。良いことだらけなのです。

そして、それに気づいてから私は自分の日常のなかでスキンケアをする時間が一番好きなひと時に変わりました。今はこの好きな時間をどのように過ごしながら楽しむかを考えることも増えました。そうすると不思議なことに心が躍ることを肌も感じているのか、肌に目立つほどの揺らぎがなくなり、いつも生き生きとしてくれるようになりました。

今回はミラリの話は控えます。なぜなら、ミラリを世に出す前から私自身が最も大事にしてきた「肌を磨く」ということについて、愛する一人ひとりの皆さまと考える時間になれたらと思うからです。ぜひ皆さまにとってスキンケアをする時間が、一番自分らしくいられるひと時で、自分が自分を応援するかけがえのない時間になりますように…。

最後になりますが、もしかしたら肌や心に不調が出てしまい、肌を磨くことに自信がなくなってしまった方もいらっしゃるかと思います。しかし、その時はたった一つからでもいいので焦らずに肌と心が喜ぶ選択をしてみてください。肌を磨くということは、世界一キレイな肌を目指すことではなく、自分のなかのベストを見つける道のりなのです。

カン・ハンナより

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お手紙の送り手

カン・ハンナ

株式会社Beauty Thinker代表取締役 / 「mirari」創設者

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韓国でニュースキャスター、経済専門チャンネルMC、コラムニストなどを務めた後、2011年に来日。タレントとして、NHK Eテレ「NHK短歌」へのレギュラー出演をはじめ、NHK「趣味どきっ!」、テレビ東京「未来世紀ジパング」など多方面で活動。 タレントとして活動する中で短歌と出会い、2016年から3年連続で「角川短歌賞」に入選。2019年12月には第一歌集『まだまだです』(角川)を出版した。母国語ではない日本語で歌集を刊行した初の外国人歌人として注目を集め、「Newsweek」「読売新聞」「日本経済新聞」など多くのメディアで取り上げられた。2021年3月には、歌壇に新風をもたらす歌人を表彰する「第21回現代短歌新人賞」を受賞。その後も『短歌』(角川)やNHK「短歌テキスト」で連載を持つなど、歌人としての活動の幅を広げ、2026年3月25日には二冊目となる短歌エッセイ集『カジョクのうた』(角川)を出版している。

2023年3月には、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府にて博士号(社会学)を取得。主な研究分野は国際社会文化研究で、韓国、日本、中国など東アジアを中心に、メディア社会学および文化比較研究を行っている。2022年7月には初のビジネス書『コンテンツ・ボーダーレス』(クロスメディア・パブリッシング)を出版。経済メディア「NewsPicks」プロピッカーとしても活動し、TOKYO MX「モーニングFLAG」ではコメンテーターを務めた。

また、2025年度よりiU 情報経営イノベーション専門職大学の正教授に就任し、Global Contents Labの運営にも携わりながら、現在も教壇に立っている。

2019年には株式会社Beauty Thinkerを設立し、2020年11月に100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」をローンチ。韓国と日本の植物や花の原料にこだわり、カン・ハンナ氏自らすべての商品開発およびブランドのクリエイティブディレクションを手がけている。

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